花粉症
こどもの花粉症(季節性アレルギー)
増えています、こどもの花粉症
近年、こどもの花粉症は低年齢化・増加傾向にあります。
春先のスギ花粉はよく知られていますが、実は夏や秋にも花粉のピークがあり、一年を通じて症状が出るお子さんも少なくありません。
春:スギ・ヒノキ
夏:イネ科(カモガヤ・オオアワガエリなど)
秋:キク科(ブタクサ・ヨモギなど)
春以外の季節に鼻水・くしゃみ・目のかゆみが続く場合は、アレルギー検査で原因を調べておくと安心です。
よくある症状
- 水のような鼻水・くしゃみ・鼻づまり
- 目のかゆみ・充血・まぶたの腫れ
- のどのかゆみ・咳
- 睡眠や集中力への影響(夜間の鼻づまり、日中の倦怠感)
鼻水や目のかゆみを放置すると・・・
- 鼻づまりによる睡眠の質の低下
- 鼻を強くかむ・こすることによる粘膜の損傷
- 目を強くこすって角膜に傷が入る などのリスクがあります。
「まだ小さいから…」と様子を見るより、早めに適切な対策・治療を行うことで、生活の質が大きく変わります。
対策と治療
花粉を「避ける」工夫
- 外出時はマスク・帽子・メガネを活用
- 花粉が多い日は窓を閉め、換気は時間帯を選ぶ
- 洗濯物は外干しを避ける、帰宅時は服を払ってから室内へ
- 目・鼻・顔をこすらず、濡れガーゼで優しくふき取る
症状に合わせた治療
症状・年齢・重症度に応じて、以下の治療を組み合わせます。
- 内服薬(抗ヒスタミン薬・抗ロイコトリエン薬など)
- 点鼻薬(局所の炎症を抑える)
- 点眼薬(目のかゆみ・充血を抑える)
- 外用薬(軟膏):目の周りの赤み・ただれがある場合に使用
早めに治療を開始すると、症状の悪化や薬の使用量を抑えられることもあります。
つらいスギ花粉症には、舌下免疫療法もおすすめです
舌下免疫療法は、根本的な体質改善が期待できる治療法です。
長期にわたり症状をおさえたり、やわらげたりすることが期待できます。
こんなときは受診をおすすめします
- 鼻水・鼻づまりが長引いている
- 季節ごとに毎年同じような症状がある
- 鼻・目をこすって皮膚が荒れている
- 夜眠れない・日中の集中力が落ちている
アレルギー検査で原因となる花粉を特定すると、季節前から予防薬を使う「初期療法」も可能です。
まとめ
- 花粉症は春だけでなく、夏・秋にも症状が出ることがある
- 放置すると生活の質に影響するため、早期の診断・対策が大切
- 内服・点鼻・点眼・外用薬を症状に合わせて使い分けます
- 必要に応じてアレルギー検査で原因を確認し、先回りの予防をしましょう。



