秋はぜんそくのピーク?「夜間や朝方のゼーゼー・長引く咳」にご注意ください
こんにちは!亀戸キッズクリニックスタッフです
すっかり秋本番ですね。
この時期、診察室で特にご相談が増えるのが「風邪症状は落ち着いたはずなのに、咳だけが何週間も続いている」「夜寝るときや明け方にゼーゼー・ヒューヒューと苦しそうに咳き込む」というお悩みです。
実は、秋は年間で最も小児喘息(ぜんそく)の発作が起きやすい季節と言われています。
今回は、秋に咳が悪化しやすい理由と、おうちで気をつけるポイントについて詳しく解説します!
なぜ秋に「ぜんそく・長引く咳」が増えるの?
秋に咳症状やぜんそく発作が増える背景には、季節特有の2つの大きな要因があります。
急激な「寒暖差」と冷たい空気の刺激
昼間は暖かくても朝晩はひんやり冷え込む秋は、気道(空気の通り道)が敏感なお子さんにとって負担が大きい時期です。冷たい空気を急に吸い込むだけで気管支がキュッと狭くなり、咳き込みやゼーゼー(喘鳴)を引き起こします。
秋の「ダニ・ハウスダスト」の飛散
夏場に増えたダニの死骸やフンが、秋になると乾燥して細かく砕け、室内へ一気に舞い上がります。これがアレルゲンとなり、喉や気道にアレルギー性の炎症を引き起こしてしまいます。
おうちでできる「秋の咳・ぜんそく対策」
気道の炎症を和らげ、夜間のお子さんの苦しさを軽減するために、以下のホームケアを意識してみましょう。
- 「首元・胸元」を冷やさない服装
寝ている間に首元が冷えると、気道が刺激されて咳が出やすくなります。ハイネックのパジャマやスリーパーなどを活用し、首元や胸元を優しく温めてあげましょう。 - 衣替えの布団は「天日干し&掃除機がけ」
久しぶりに出す冬物の布団や毛布には、ダニの死骸やホコリが付着していることがあります。使用前に天日干しや陰干しをしてから、裏表にしっかり掃除機をかけてアレルゲンを取り除きましょう。 - 寝室の加湿とこまめな換気
空気が乾燥すると気道のバリア機能が低下します。湿度は50〜60%を目安に保ち、日中はしっかり換気を行って空気を入れ替えましょう。
こんなときは我慢せず受診しましょう
単なる「風邪の後の咳」と思って放置してしまうと、夜間の眠りが浅くなり体力も削られてしまいます。
以下のサインが見られる場合は、早めにご受診ください。
- 息を吸う・吐くときに「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と音がする
- 咳のせいで夜何度も目を覚ます、または嘔吐してしまう
- 息苦しそうにしており、小鼻を膨らませたり胸のくぼみが凹むような息(陥没呼吸)をしている
早めにお薬(飲み薬や吸入薬)を使って気道の炎症を抑えてあげることで、呼吸が楽になり朝までぐっすり眠れるようになります。「風邪のあとの咳が長引いているな」と感じたら、いつでもお気軽に診察室で見せてくださいね。
スタッフのひとりごと
夜中にコンコンと激しく咳き込む音を聞いていると、「息苦しくないかな…」「夜発作が起きたらどうしよう…」と、おうちの方も心配で熟睡できませんよね。
秋の咳は「冷え」と「乾燥・ダニ」のダブルパンチで長引きやすいのが特徴です。
我慢させずに医療機関や適切な処方薬を頼っていただくことが、お子さんはもちろん、パパやママの安心と睡眠時間を確保するためにもとても大切ですよ。
季節の変わり目、ご家族皆様で無理なさらずお過ごしくださいね。



