溶連菌感染症について
こんにちは。スタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
亀戸キッズクリニックのスタッフです。
今回は、お子さまの発熱やのどの痛みの原因としてよくみられる
「溶連菌感染症」について、少し詳しくお話しします。
「風邪とどう違うの?」
「受診のタイミングは?」
といった疑問の多い感染症ですので、ぜひ参考になさってください。
溶連菌感染症とは?
溶連菌感染症(ようれんきんかんせんしょう)は、「A群溶血性レンサ球菌」という細菌によって起こる感染症です。
主にのどに感染し、強い炎症を引き起こすのが特徴です。
お子さまに多くみられ、特に保育園・幼稚園・学校などの集団生活の中で広がることがあります。
風邪と違いウイルスではなく細菌が原因のため、抗生物質による治療が必要になります。
感染の広がり方
溶連菌は、咳やくしゃみなどの飛沫、または手や物を介してうつります。
- 咳・くしゃみによる飛沫感染
- おもちゃやタオルの共用
- 手で触れた後の口・鼻への接触
特に冬から春にかけて流行しやすい傾向があります。
主な症状
溶連菌感染症では、次のような症状がみられます。
- のどの症状
- 突然の高熱(38〜39℃以上)
- 強いのどの痛み
- 扁桃腺の腫れ・白い膿のような付着物
- 全身の症状
- 頭痛
- 腹痛
- 吐き気・嘔吐
- 皮膚の症状
- 細かい赤い発疹(体や手足)
- 舌が赤くブツブツする「いちご舌」
「ただの風邪かな?」と思って受診された方の中に、溶連菌だったというケースも少なくありません。
受診の目安
次のような場合は、早めの受診をおすすめします。
- 高熱とのどの強い痛みがある
- 水分や食事がとりにくい
- 発疹が出ている
- 家族や園・学校で同じ症状の人がいる
- 風邪薬を飲んでも改善しない
特に「のどの痛みが強くて飲み込みづらい」場合は注意が必要です。
登園・登校の目安
抗生物質を飲み始めてから
24時間以上経過し、発熱や症状が落ち着いていれば、登園・登校が可能になることが多いです。
ただし、園や学校の方針によって異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
ご家庭でのケア
ご自宅では次の点に気をつけて過ごしましょう。
- こまめな水分補給(のどごしのよいもの)
- しっかりとした休養
- タオル・コップの共用を避ける
- 手洗いの徹底
- 食べやすい食事(刺激の少ないもの)
のどの痛みが強い時期は、無理に食べさせず水分を中心にしても大丈夫です。
合併症について
ほとんどの場合は適切な治療でしっかりと回復しますが、まれに次のような合併症を起こすことがあります。
- 中耳炎
- 副鼻腔炎
- 腎炎(急性糸球体腎炎)
- リウマチ熱
安心して治すためにも、処方されたお薬はきちんと最後まで飲み切ることが大切です
おわりに
溶連菌感染症は、早めに気づいて適切に治療すれば、多くの場合しっかりと治る病気です。
「風邪かな?」と思っても、のどの強い痛みや高熱がある場合は、無理せずご相談ください。



