手足口病とヘルパンギーナの違い|見分け方と家庭での注意点
こんにちは!亀戸キッズクリニックスタッフです
前々回、前回の投稿で「手足口病」、「ヘルパンギーナ」についてそれぞれご紹介しました。
どちらも子どもの夏風邪の代表格ですが
いざ我が子が熱を出したり、口を痛がったりすると
「これって、どっちの病気なんだろう…?」
「病院に連れて行くべき?」
と迷ってしまうママやパパも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「手足口病」と「ヘルパンギーナ」の違いと見分け方
そしておうちでのケアのポイントを分かりやすく解説します!
手足口病とは
手足口病は、主にコクサッキーウイルスなどによって起こる感染症です。
特徴は以下の通りです。
- 手のひらや足の裏に発疹(水ぶくれ)
- 口の中の痛み(口内炎)
- 微熱〜発熱(出ないこともある)
発疹が「手・足・口」に出るのが大きな特徴です。
軽症で済むことが多く、1週間程度で自然に改善するケースがほとんどです。
ただし、口の痛みが強い場合は水分や食事がとりにくくなることがあります。
ヘルパンギーナとは
ヘルパンギーナは、主にエンテロウイルスによる夏風邪の一種です。
特徴は以下の通りです。
- 突然の高熱(38〜40℃)
- 喉の奥の強い痛み
- 喉の奥に小さな水ぶくれ
手足には発疹が出ないのが手足口病との大きな違いです。
また、発熱が強く、ぐったりすることもあります。
手足口病とヘルパンギーナの違い
両者の違いを整理すると次のようになります。
手足口病
- 発熱は軽いかないこともある
- 手・足・口に発疹
- 口の痛みはあるが比較的軽いこともある
ヘルパンギーナ
- 高熱が急に出る
- 喉の奥に水ぶくれ
- 手足の発疹はない
特に「手足に発疹があるかどうか」が大きな見分けポイントになります。
見分け方のポイント
家庭で判断する際のポイントは次の通りです。
- 手や足に発疹がある → 手足口病の可能性が高い
- 38℃以上の高熱が急に出る → ヘルパンギーナを疑う
- 喉の奥の痛みが強く食べられない → どちらも注意が必要
ただし、症状だけで完全に見分けるのは難しい場合もあります。
受診の目安
次のような場合は医療機関の受診をおすすめします。
- 水分がほとんどとれない
- ぐったりして元気がない
- 高熱が続く
- 痛みが強く食事ができない
特に小さなお子さんでは脱水が最も注意すべきポイントです。
家庭での対応
どちらの病気も特効薬はなく、基本は対症療法になります。
- 水分をこまめに少しずつとる
- ゼリーやプリンなど食べやすいものにする
- 無理に食べさせない
- しっかり休養をとる
口の痛みがある場合は、冷たい飲み物や食事の方が楽なことがあります。
まとめ
手足口病とヘルパンギーナは、どちらも夏に大流行する代表的なウイルス感染症です。最後に、2つの違いと家庭での大切なポイントをおさらいしておきましょう。
- 手足口病: 「手・足・口」の発疹がメイン。熱は低めなことが多い。
- ヘルパンギーナ: 突然の「高熱」と「喉の奥の激しい痛み」。手足に発疹は出ない。
どちらの病気にも特効薬はないため
おうちでのケアは「脱水対策」と「痛みの緩和」が何よりも基本になります。
熱の高さや発疹の見た目に気を取られがちですが
一番大切なのは「目の前のお子さんの体調(機嫌や元気さ)」です。
「どっちの病気か分からない…」
と悩む必要はありません。
どちらであっても、水分がとれなくてぐったりしている
おしっこが出ない、といった様子があれば、迷わず早めに受診してくださいね。
夏の看病はママやパパも体力を消耗します。
どうか無理をなさらず、おうちの方もいっしょに休める時に休んでください。



