もしもに備えて!子どもの「災害時」の健康と命を守る防災&備蓄
こんにちは!亀戸キッズクリニックです
地震や風水害、それに伴う大規模な停電や断水などの災害は
いつ私たちの暮らしを襲うか分かりません。
小さなお子さまのいるご家庭では、大人向けの一般的な防災セットだけでは不十分なことが多く、「子どもの年齢・発達段階・持病に合わせた特別な備え」が不可欠です。
今回は、いざという時に慌てずにお子さまの健康と安全を守るための防災備蓄・衛生管理・メンタルケアのポイントを詳しく解説します!
1. 常備薬と健康を守る「子ども用防災ポーチ」の準備
避難所へ移動する際や家で停電・断水生活を送る際、すぐ手に取れる場所に「子ども専用の防災ポーチ」を準備しておきましょう。
お薬と「おくすり手帳」のセット
解熱鎮痛剤(座薬・粉薬)、ぜんそくの吸入器・予防薬、アレルギー治療薬、ステロイド軟膏など、日常的に使っているお薬は最低3日〜1週間分を確保しましょう。
避難先で持病や処方歴を正確に伝えるため、「おくすり手帳の本体」または「スマホで撮影した最新のページ画像」を必ず用意してください。
皮膚トラブルを防ぐ衛生・保湿用品
乾燥やあせも、おむつかぶれを防ぐための保湿剤(ワセリンやクリーム)や軟膏。
水が使えない環境で活躍するウェットティッシュ(ノンアルコールタイプ)、おしりふき、除菌シート。
感染症予防グッズ
子ども用サイズのマスク、使い捨て手袋、アルコール消毒液。
2. 食料・栄養の備蓄と「ローリングストック」のコツ
災害発生直後は、乳幼児用のアレルギー対応食や液体ミルクなどは手に入りにくくなります。普段から少し多めに買い置きし、使った分を補充する「ローリングストック」を活用しましょう。
※ローリングストックについて参考ページはこちら
乳幼児(授乳期)の備え
液体ミルク・使い捨てアタッチメント(調乳用のお湯や水が手に入らない時に非常に役立ちます)。
アレルギーをお持ちのお子さまは、専用の除去粉ミルクを必ず常備してください。
離乳食・幼児食
温めずにそのまま食べられるパウチタイプの離乳食やレトルト食品。
スプーンやフォーク、使い捨ての紙皿・ラップ(お皿にラップを敷いて使うと洗わずに済みます)
「食べ慣れたおやつ」とお気に入り飲料
非常時でもいつも食べているお菓子やジュースがあると、お子さまの緊張がほぐれ、大切な栄養・水分補給になります。
3. 避難生活での「感染症・健康トラブル」予防
水や電気が制限される避難生活では、風邪や胃腸炎、皮膚トラブルが急増します。
水が貴重なときの手指・お口のケア
手が洗えない時は、除菌シートやアルコールでこまめに手指を清潔に保ちましょう。
水が使えなくても、液体ハミガキや歯みがきシートを使ってお口の中を清拭することで、虫歯や感染症の予防になります。
体温調節と衣類の工夫
停電時はエアコンが使えなくなります。防寒用のアルミシートや使い捨てカイロ、夏場は冷却シートやポータブル扇風機など、季節に応じた温度調節グッズを揃えておきましょう。
4. 環境の変化による「心(メンタル)のケア」
大きな揺れや慣れない避難所生活は、子どもにとって強いストレスとなります。恐怖感から「夜泣き・おねしょ・先祖返り(甘えがひどくなる)・便秘や下痢」といった反応が出ることがあります。
意識的にスキンシップを増やす
抱っこをしたり、手を繋いだりして「大丈夫だよ、一緒におるからね」と優しく声をかけてあげてください。大人の落ち着いた態度がお子さまの最大の安心材料になります。
お気に入りのおもちゃや絵本を1つ入れる
避難リュックに、お気に入りのぬいぐるみや小型の絵本、お絵かきセットなどを1つ入れておくと、避難先での不安を和らげることができます。
スタッフのひとりごと
「防災対策をしなきゃ」と思いつつ忙しくて後回しになってしまいがちですが、季節の節目や休日などを利用して、ぜひご家族で「非常持ち出し袋のチェック」や「避難場所の確認」をしてみてくださいね。
持病があるお子さまのお薬の備え方や、アレルギー対応について不安な点がございましたら、いつでも診察室でお気軽にご相談ください!



