麻しん(はしか)

麻疹(はしか)

はじめに

麻疹(はしか)は、感染力がきわめて強いウイルス感染症で、 免疫を持たない人が接触すると、ほぼ確実に感染し発症するといわれています。

ワクチンの普及により患者数は減っていますが、ワクチン未接種・接種回数が不十分な場合には、重症化や合併症を起こすことがあり、注意が必要な病気です。

麻疹とは

どんな病気?麻疹ウイルスによる感染症で、主に小児に多くみられますが、
近年は成人での発症も問題になっています。
感染経路空気感染(同じ空間にいるだけで感染)
飛沫感染
接触感染
※感染力は、一般的なかぜとは比べものにならないほど強いです。(インフルエンザの約10倍の感染力)
潜伏期間平均10〜12日(7~21日)


症状の経過(段階的に)

① 初期(カタル期):かぜと見分けがつきにくい

  • 発熱
  • 咳、鼻水
  • 目の充血、目やに、涙
  • 全身のだるさ
  • 口の中に白い斑点(コプリック斑)が2.3日だけみられる

この時期は、かぜと区別がつきにくく、感染力が最も強い時期(発症1、2日前~解熱後3日まで感染力があります)です。

② 発疹期

  • 一度熱が下がりかけてから、また39〜40℃の高熱とともに発疹
  • 顔(耳の後ろ)から始まり、全身に広がる赤い発疹
  • 発疹が出ても、しばらく高熱が続く
  • 食欲不振、強い倦怠感

③ 回復期

  • 徐々に解熱
  • 発疹が色素沈着を残しながら消退
  • 咳が長引くことがあります

※回復後も、数週間~数か月の間は免疫機能の低下がつづくため、他の感染症にかかりやすくなります。

合併症について

麻疹は合併症が多い病気としても知られています。

  • 中耳炎
  • 肺炎
  • 脳炎
  • 角膜炎・失明

特に乳幼児・免疫力の低い方・妊婦さん・成人では重症化しやすいため注意が必要です。

重症な肺炎は呼吸困難をひきおこしたり、発症1000人に1人程度でおこる急性脳炎では命の危険や後遺症を残す可能性もあります。

診断について

麻疹が疑われる場合は、

  • 症状と経過
  • 血液検査
  • ウイルス検査

などで診断します。

※感染が疑われる場合は、必ず事前に医療機関へ電話連絡のうえ受診してください。

治療について

特効薬はなく、熱や咳などへの対症療法が中心です。(症状をやわらげるしかありません)

  • 解熱鎮痛薬
  • 水分補給
  • 合併症の早期発見と治療

症状が強い場合や合併症がある場合は、入院治療が必要となります。

おうちでできるケア

  • 十分な安静
  • こまめな水分補給
  • 咳やのどの痛みが強い場合は無理をしない
  • 家族内での接触をできるだけ減らす

登園・登校の目安

解熱後3日を経過するまでは出席停止です。
(学校保健安全法に基づく)

こんなときはすぐに受診を

  • 高熱が続き、元気がない
  • 咳がひどく、呼吸が苦しそう
  • けいれん、意識障害
  • 水分がほとんどとれない

※麻疹が疑われる場合は、直接来院せず、必ず電話でご相談ください。

予防(2回のワクチン接種が最も有効で重要です!)

麻疹はワクチンで予防できる病気です。

※手洗い・マスクでは、予防できません。

定期接種:MRワクチン

2回接種することで、ほぼ確実な免疫が得られます。

1回目1歳
2回目年長児

受診時にお持ちください

  • 母子手帳(ワクチン接種歴の確認)
  • マイナンバー・医療証
  • お薬手帳

よくある質問(FAQ)

Q. ワクチンは1回接種していれば安心?
A. 麻疹は2回接種が基本です。1回のみでは不十分なことがあります。

Q. 風疹との違いは?
A. 別のウイルスによる病気で、症状や合併症が異なります。

Q. 大人がかかると重い?
A. はい。成人では重症化や合併症のリスクが高くなります。

Q. 大人ですが、今まで麻疹にかかったこともないし、ワクチン接種もしたことがないと思う。どうしたらいい?
A. ワクチン接種歴のない方や抗体価の低い方は、できるだけ早くワクチンを受けましょう。

区切り 区切り

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予防接種・健診」が可能です

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クリーンタイム
予防接種や乳児検診、発達相談などを行っています。

小児科 アレルギー科

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